LINE事情やメンバー愛を明かす!Official髭男dismインタビュー

UPDATE 2019.10.17

今、注目の4人組ピアノPOPバンド「Official髭男dism」 を知っていますか?

10月9日には、メジャー1stアルバム『Traveler』をリリース。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで音楽シーンを駆け抜ける「ヒゲダン」の皆さんに、スペシャルインタビューを行いました!


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[L→R]Ba/Sax:楢﨑誠 Gt:小笹大輔 Vo/Pf:藤原聡 Drs:松浦匡希


アルバムについてのお話はもちろん、「ヒゲダン」の結成秘話や、LINE事情についてなどなど、盛りだくさんでお届けします。

インタビューの最後には、ちょっとしたプレゼント企画も用意していますので、ぜひ最後までお楽しみください!

「ヒゲダン」の名前の由来や名付け親は?

――最初に、皆さんが普段どのようなスタイルで音楽をやっているのかを教えてください!

藤原聡さん(以下、藤原):バンド編成としては、キーボード&ボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人でやっています。でも、あまりその枠にとらわれないようにしたいと思っていて、「ボーカルだからこれをやっちゃいけない」「ギターだからこれはダメ」という考えは持たないようにしています。僕たちの中に存在する"グッドミュージック"を大事にしながら、音楽を届けていきたいと思っているバンドです!


――「Official髭男dism」というバンド名もとても印象的ですが、この名前になった由来は?

楢﨑誠さん(以下、楢﨑):ふふふ...(笑)。

松浦匡希さん(以下、松浦):それについては名付け親がいるので、彼に説明してもらいましょうか(笑)。

楢﨑:はい! 僕がバンド名を付けました。 「髭が似合うような年齢になっても、音楽をワクワクとした気持ちで作っていきたい」 という願いが込められているんですが、実は、名前を付けた当初はそこまでの意味はなかったんですよ。

藤原:とにかくインパクト大だったから、これにしようってなったんだよね。

楢﨑:そう。耳で聞いたときのインパクトもそうだし、漢字とローマ字の組み合わせも珍しいから、視覚的にも覚えやすいんじゃないかなって。


――そうなんですね。ちなみに、Officialというのはどういう意味合いがあるんでしょうか?

楢﨑:特に意味はありません!

一同:(爆笑)。

楢﨑:本当に何もないんです(笑)。髭男dismだけだと、なんかちょっと違うなって思って。Officialをつけた方が僕の中では美しいなって思っただけなんです。

松浦:僕らの中からも、これに勝るものが出てこなかったんです。

小笹大輔さん(以下、小笹):初めてこの名前を聞いたとき、とにかくウケたよね(笑)。

楢﨑:正直、当時はちょっとふざけてつけたというのもあって。でも、気がついたら今日まで来ちゃいましたね。

藤原:そうなんだよね。まさかここまでこの名前で来るとは思わなかったね。

楢﨑:でも最終的には、さっき言ったような「髭が似合うような~」の意味を込めることができたし、今のスタイルのままバンドを続けていきたいって4人ともが思えているから、これでよかったんだなって。

藤原:そうだね。

4人でバンドができていることは"奇跡"

――では、結成のキッカケについても教えてください。

藤原:僕と松浦、楢﨑が同じ島根大学の先輩後輩という関係性で、小笹は島根大学の隣にある松江工業高等専門学校に通っていたんです。

松浦:そう。だから全員、歳がバラバラなんです。

藤原:僕は個人的に、この3人それぞれとコピーバンドをやっていたので、3人の人柄やプレイテクニックにすごく信頼を置いていまして。今後、よりグッドなミュージックを作るとするなら、このメンバーしかいないだろうと思って「一緒にバンドをやろうよ」と、声をかけたんです。

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――結成するまでは、それぞれ別のバンドをやられていたんですか?

松浦:やってる人もいたし、やっていない人もいましたね。

楢﨑:僕は当時、違うバンドに所属していたんですけど、そのバンドが頓挫しそうになっていて。ちょうどそのときに声をかけてもらったので、そのバンドを辞めて、この4人でやっていこうと決めました。

藤原:実は、何を隠そう僕も別のバンドをやっていたんですけど、同じように頓挫しそうになっていて......(笑)。


――では本当に、タイミングなどもうまく噛み合って、結成に繋がったんですね。

藤原:そうですね。この4人じゃなかったら、きっとここまで来られていないと思うし、それはプレイテクニックだけではなくて、本当にみんなの人柄のおかげだと思っています。バンドをどう動かしていくかって、みんな自分なりに考えているし、しっかりとお互いを思いやっているし、音楽への熱い思いもある。それがバンドを長く続けていく秘訣なんだなって、今、改めて思っています。このメンバーだからこそ、これから先のバンドのビジョンもよどみなく描けますし、こうして4人でバンドができていることは本当に奇跡だと思っています。


――先ほど、この記事用のお写真も撮らせていただきましたが、撮影中の様子を見ていても、本当に皆さん仲が良いんだなと。

藤原:改めて言われると、ちょっと......こそばゆいな(笑)。

小笹:ちょっと恥ずかしいね(笑)。

藤原:いや、でも、そう思っていただけているなら、全然いいんです! 僕らはなんというか、自然とこう、手を取りあってきていて!......手を取りあう!?(自分の発言に盛大に照れる藤原さん)

小笹:手を取りあう(笑)!

松浦:あはは(爆笑)!

楢﨑:(藤原さんの手をソッと握ろうとして)

藤原:やめろ! やめろよ!(楢﨑さんの手を振りほどく)

小笹:袋小路に追い詰められている人みたい(笑)。

松浦:もう言っちゃったから、後戻りできないね。

藤原:まぁ! こんな感じで楽しくやらせていただいております!

メンバーがよく使うLINEスタンプは?

――皆さんはLINEのトークアプリは使っていただいていますか?

松浦:もちろんです! めちゃめちゃ使っていますよ。

小笹:4人のLINEグループもあります。

藤原:4人のみならず、4人と事務所の仲間たち、4人とレーベルのスタッフみたいな感じで作られているグループが、2桁ぐらいあります。

松浦:めちゃめちゃあるよね。


――よく使っているスタンプがあれば、ぜひ教えてください。

小笹:僕がよく使うのは『画質悪猫』っていうスタンプです! めっちゃ好き! あとは、地元のライブハウスの店長さんが作っているスタンプがあって、それもよく使っています。

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松浦:クリエイターズスタンプね(笑)。

藤原:僕はDTMのスタンプをよく使っているんですけど、百聞は一見にしかずだな...!(わざわざ自分のスマートフォンを取りに行ってくれる藤原さん)

楢﨑:松浦くんはどんなの使ってるっけ?

松浦:僕は『いらすとや』のスタンプかな。シリーズがいっぱい出ているんですけど、ほとんど持っています! あとは『ゴルゴ13』とか『くまモン』のスタンプも持っていますね。

小笹:あ、あと、僕もう1つあった! 『音楽記号スタンプ』の「G7→Cの解決」ってやつもめっちゃ使います! これはミュージシャンに送れば、絶対に意味が分かる(笑)。

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楢﨑:僕は最初、何を言ってるのか分からなかったけどね(笑)。

(スマートフォンを持って戻ってきてくれた藤原さん)

藤原:お待たせしました! 僕が使っているのは『DTMerのためのスタンプバンドル』というスタンプです。パソコンで音楽を編集するときにちなんだやつなんです。この「やりすぎなのでは?」ってやつが、音のボリュームが大きいっていう表現のやつなんですよ! あとは『しゃべる!ボブネミミッミ』の「何気ないマンボがサンバ師匠をきずつけた」ってやつもめちゃくちゃ使ってます。

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楢﨑:僕も以前はいろいろと使っていたんですけど、一度データが全部消えまして......。それからスタンプは何も使っていません!
松浦:あはは! 悲しいオチがついた(笑)。

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――4人のLINEグループだと、一番早く既読がつく人は誰ですか?

藤原:大輔だなぁ。

松浦:そうだね。大輔はレスポンスが早いね。


――小笹さんはよくLINEをチェックしているタイプ?

小笹:悲しきかな、そうですね。自分でもイヤなんですけど......。

一同:あはは(笑)。

藤原:悲しいことじゃないじゃん! 大輔はマメなんだよ。いいことだよ!

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――LINEではどんな会話をしているんでしょう?

藤原:業務連絡がほとんどですね。「明日は何時にスタジオ集合で」みたいな。僕たち4人だけのグループは最近動いていないよね?

小笹:そうだね。基本的に一緒にいるからね。

藤原:めちゃくちゃ下の方まで遡らないと、4人のグループが見つけられないや。

松浦:あ、本当だ!

藤原:8月ぐらいに、ならちゃんが「ありがたき!」って送ってきてるのが最後だよ。

松浦:あ、じゃあ今スタンプ送っておこう(笑)。まぁ、仕事でほとんど一緒にいると、あえて4人だけでLINEで話すこともないよね。

藤原:そうだね。あと、4人だけに共有したいことって意外とないよね。面白いことがあったら、4人だけじゃなくてスタッフも入っているグループに送るし。

松浦さんが検索した"ちょっと怖いもの"とは...?

――今回、皆さんには「LINE検索」の動画に、ご登場いただきました。


一同:おおー!

藤原:僕らの名前を検索すると、ニュースとかLINE公式アカウントも出てくるんですね。これでヒゲダンLINEの友だち数も増えるね(笑)!

楢崎:やっぱりさ、わかりにくい名前にしてよかったんだよ!だからこそ、こういう機会をいただけたんだから!

藤原:検索のきっかけにね。

一同:(笑)。


――最近、皆さんが検索したものは?

藤原
:僕は「全集中の呼吸」を調べましたね。『鬼滅の刃』という作品に出てくる呼吸法なんですけど、詳しく知りたいなと思って。

楢﨑:僕は「ずべこべ」という言葉を検索しましたね。

松浦:どういうこと(笑)?

楢﨑:「つべこべ」という言葉があるじゃないですか。僕はそれを「ずべこべ」って覚えちゃっていて。人と話しているときに、それ違うよって指摘されたから「間違いなわけが!」って自信満々で調べたら、間違っていました(笑)。

小笹:僕は「ハリウッドザコシショウ ですよ ものまね」を調べましたね(笑)。あれは本当に天才。

藤原:あれめちゃくちゃ面白いよね!

松浦:僕は「出刃包丁」ですね。

藤原:ちょっと怖いんだけど......(笑)。

松浦:秋はおいしい魚が出てくる季節なんですよ。僕は釣りが趣味なので、自分で魚をさばいたりするんですけど、持っているやつがさびちゃったので新しく買いなおそうと思って。

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――4人とも全く違って面白いですね。ファンの皆さんにぜひ検索してほしい"おすすめのワード"はありますか?

藤原「藤岡弘、 コーヒー」で検索をかけると、藤岡弘さんがコーヒーを淹れている動画が出てくるんですけど、それが面白いんですよ(笑)! ぜひ検索してみてほしいです。みんなはなんかある?

楢﨑:僕は「イエスタデイ ミュージックビデオ」ですかね。

藤原:おい!しっかり仕事するな!


楢﨑:いいものに仕上がっていると思いますが、見るも見ないもあなた次第!

一同:(笑)。

『僕たちは開かれた存在でありたい』

――では、ここからは10月9日(水)にリリースされたばかりのメジャー1stアルバム『Traveler』についてもお伺いしていこうと思います。まず、このアルバムのコンセプトを教えてください。

藤原:ここ1年半ぐらいの間に、メンバーとスタッフたちで海外に行くことが多くて。その期間の中で作ったアルバムなので、この『Traveler』というタイトルを付けました。音楽的にもいろんなことに挑戦することが、4人にとって"音楽における旅"だと感じてもいたので。アルバムタイトルにリンクするように、1曲1曲に音楽的な挑戦をしながらグッドなミュージックを作ってきたので、自信を持ってお届けできるアルバムになっています!


――どの楽曲も思い入れがあると思いますが、特にお気に入りの1曲は?

松浦:僕はデモの段階から、好きすぎて早く形にしたいと思っていた『最後の恋煩い』です。アルバムならではの楽曲だなという反面、リード曲として出してもおかしくないくらいのキャッチーさが好きですね。キャッチーなんだけれども、サウンドをすごく"いなたく"できたところが推しポイントです!

楢﨑:僕は、今回初めて作詞作曲をした『旅は道連れ』です。いい空気感が入った曲になりました! ハッピーな気分になる曲なので、ぜひとも聴いてほしいですね。

小笹:僕も自分で作詞作曲した『Rowan』です。ドープなビート感の曲で、ヒゲダンとしても今までになかった雰囲気の曲ですし、J-POPをやっているバンドでも、こういうグルーヴ感のサウンドはあまりないかなと思うので。ヒップホップが好きな人にも楽しんでもらいたいと思って作った曲なので、ぜひ聴いてもらえたらうれしいです。

藤原:僕は『イエスタデイ』ですね。今までメロディーを作るときって、自分流のやり方があったんですけど、この曲はそれを壊して作ったんです。ソングライターとしての成長を感じてもらえたらと思っています。素晴らしいメロディーが作れたという自信があるので、ぜひ聴いてほしいです!



――今月から、24 ヶ所29 公演をめぐるホールツアー「Official髭男dism Tour 19/20 - Hall Travelers -」も始まりますね。

藤原:もう今月か!

松浦:アリーナツアーを含めると、とてつもない長いツアーになります。今回は、これまではあまり行けなかった場所でのライブもあるんです。実はネットなどで「ここにライブしに来てほしい」という声があることも聞いていて。そこに僕らの音楽を鳴らしに行けるのはうれしいです。全公演、全力で挑みたいです。


――来年3月からは初のアリーナツアーとなる「Official髭男dism Tour 2020 - Arena Travelers - 」もスタートします。

小笹:有り難いことなんですけど、最近はチケットがすぐにソールドアウトしちゃって、観に来られない人が多くいるという話を聞いていて。僕らとしては、たくさんライブをやっているんですけど、それでも来られない人がいるというのは、あまりよくないことだなと思っているんです。だから今回のアリーナツアーでは、たくさんの人が観に来られる会場を用意させていただきました。

松浦:「チケットが外れた」という声は、できるだけ減らしていきたいよね。

小笹:うん。僕たちは開かれた存在でありたいという思いがすごくあるので。

藤原:いいライブがやれる、いい曲を作れているという自信があるからこそ、それを1人でも多くの人に観てほしいんです。だから、ライブに行きたいと思ってくれた人には、ちゃんと観に来てもらえるような活動をしていきたいです。


――今回のホール、アリーナツアーを通して、特に楽しみな場所はありますか?

藤原:うーん、僕はどこも楽しみ!

小笹:僕は広島のグリーンアリーナかな。昔、BUMP OF CHICKENのライブを観に行ったことがあるので、思い出の場所ですね。

藤原:僕もエリック・クラプトンを観に行ったな。

松浦:僕はMr.Childrenを観に行ったわ。僕らの地元からすると、一番近くの大きい会場なんだよね、グリーンアリーナって。

小笹:そうそう。そんな場所でライブができるようになるとは。

藤原:感慨深いですね。

小笹:グリーンアリーナに行くときってさ、もう本当に楽しみで楽しみで、前日からわくわくしてしょうがない!みたいな感じだったじゃん? それが今、逆の立場になっているんだなと思ったら、本当に気合いを入れて全公演やっていきたい。身が引き締まります。

松浦:有り難いことですよね。

藤原:今回のツアーは、アルバムの曲を中心にやっていきますが、ライブで伝えるべきは音楽の楽しさだと思っているので、皆さんと一緒に楽しむことができたらいいなと。会場によって音の響き方やライブの見え方はかなり違ってくるので、それぞれの会場に合ったショーを作っていけたらと思っています。ぜひ楽しみにしていてください!


――本日はありがとうございました!

(撮影/クマ、取材・文/榎本麻紀恵)


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