警察官などを名乗る詐欺にご注意!公的機関になりすまし、お金を狙う手口とは

UPDATE 2025.09.17

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近年、公的機関を名乗る詐欺が急増しています。
こうした詐欺は、警察官や裁判所の職員を装い、電話やSNSを通じて接触し、巧妙な手口でお金を騙し取ることを目的としています。

詐欺から身を守るために、代表的な手口とその対策を学びましょう。

詐欺の主な手口

詐欺師は信頼を得るために、実在する公的機関を名乗ります。
以下に、代表的な手口の流れをご紹介します。

1.番号偽装で着信表示
「警視庁」や「末尾0110」など、実在する警察署の番号に見せかけて電話をかけてきます。
これにより、ユーザーは本物の警察からの連絡だと誤解してしまいます。

2.不安を煽る内容で接触
電話で「あなたが容疑者です」「あなたの口座が犯罪に使われています」といった内容を伝え、ユーザーの不安を煽ります。

3.SNSやビデオ通話に誘導
SNSやビデオ通話にユーザーを誘導し、偽の警察手帳や逮捕状を提示します。
これにより、ユーザーは相手が本物の警察官であると錯覚し、信頼してしまいます。

4.資金の移し替えを要求
最終的に、詐欺師は「資産保全」「口座調査」「捜査名目」で、ユーザーに現金やネットバンキング、暗号資産を振り込ませます。
こうして、詐欺師はユーザーの資産を騙し取ります。

詐欺の手口は警察に限らず、検察官や裁判所、省庁、通信会社などを名乗ることもあります。
これらの公的機関が直接お金を要求することはありません。

公的機関が絶対にしないこと

公的機関は、特定の方法でしか連絡を取りません。
以下のことは絶対に行わないため、詐欺を見抜くポイントになります。

  • SNSで連絡を取る
    公的機関がSNSを通じて個人に連絡を取ることはありません。

  • ビデオ通話や画像で身分証を提示する
    正式な身分証明を電話やオンライン越しで行うことはありません。

  • SMSで納付や差押えを通知する
    重要な通知は、郵便などの公式な書面で行われるか、面前で書面が提示されます。

  • 現金・金品やカードの受け渡し、オンライン送金を依頼する
    公的機関が個人に対し、直接的な金銭のやり取りを求めることはありません。

詐欺から身を守る方法

詐欺から身を守るためには、冷静な対応と正しい知識が必要です。
詐欺から身を守る方法は、以下の通りです。

  • 警察から電話があったら、一度切断して折り返し電話をする。
    警察相談専用電話「#9110」または公表されている各都道府県警代表電話番号にかけ直してください。

  • 相手が告げた番号に折り返さず、公表されている番号を確認、または交番の警察官に相談する。

  • 暗証番号やカード、身分証明書を絶対に渡さない。

  • 不審な通話はすぐに切断し、警察相談専用電話「#9110」へ相談する。

  • LINEでのトークや通話に誘導されないように「知らない人からのメッセージ拒否」設定を行う。
    また、不審なメッセージはLINE上から「通報」をする。

知らない人からのメッセージを拒否する方法

手順

1.[ホーム]>[設定]をタップ。

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2.[プライバシー管理]をタップ。

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3.[メッセージ受信拒否]をオンにする。

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メッセージを通報する方法

※相手に通報したことは伝わらないのでご安心ください

※通報が行われたあと、弊社で調査を行い、利用規約に抵触する行為が確認できた場合は、対応いたします。なお、調査結果や対応等の詳細は開示しておりません。

手順

1.トーク画面の右上の[≡]メニューをタップ。

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2.[設定]をタップ。

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3.[通報]をタップ。

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4.通報理由は「なりすまし」または「詐欺」の適している方を選択し、[同意して送信]をタップ。

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詐欺にあった場合の相談先

もし詐欺にあってしまったら、警察相談専用電話「#9110」番や消費者ホットライン「188」をご利用ください。
「#9110」番は、全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながる全国共通の電話番号です。

詳しくは、警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ(政府広報オンライン)をご覧ください。
※ダイヤル回線や一部のIP電話からはご利用できませんので、お住まいの都道府県にある警察相談専用電話(警察庁HP)をご利用ください。

また、今すぐ警察官に駆けつけてもらいたいような緊急の事件・事故の場合は、緊急通報専用電話「110」をご利用ください。

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